数々の高額売買や有名アーティストの参入により世界中を賑わせ、NFT元年と呼ばれた2021年。
2022年現在は、様々な企業や著名人がNFTへの参入に力を注いでいます。
「NFTなんて絶対流行らない」
「これから来るのはNFTだ」
新たなコンテンツの誕生というのは、いつの時代も賛否両論が飛び交うのは当然のことです。
「インターネット」、「スマートフォン」、「SNS」。今や当たり前となっていますが、これらのコンテンツが誕生したばかりの時も、同じように様々な意見が飛び交っていました。
今回は、一部の界隈で話題になっている「日本でNFTは流行るのか?流行らないのか?」について語っていく。
日本でNFTは流行らない?
結論から申し上げますと、日本でNFTは間違いなく流行ります。
NFTの認知度は2022年現在、「NFT」という言葉自体を知っている人は10人に2、3人と言われています。
また、そのなかでNFTを持っている人というのは数%と極めて低い割合になっています。
では、なぜ日本でNFTが流行ると言えるのでしょうか。
日本でNFTが流行らないと言われている理由
なぜNFTがこれほどまでに認知されていないかというと、興味が沸くきっかけがないからです。
以前テレビのニュースで、子供の自由研究で描いたNFTアートが380万円の値がついたことが話題になりました。
しかし、そんなニュースをちゃんと気にして見た人がいるだろうか?なんだかよく分からない絵が、たまたま高く売れただけなんだろうなぁと思いませんでしたか?
NFTアートは海外アーティストなどには既に人気のコンテンツとなっています。
子供の自由研究のNFTアートが高額で売買が行われたのも、海外の有名アーティストのプロデューサーがその絵を購入して拡散したことによって一気に価格が上昇しました。
NFTには「誰でもすぐに始められ、誰でも有名になれる可能性がある」という事実が多くの人に伝わっていません。
日本でNFTが流行らないと言われているのは、単純に「話題になっていないから」「NFTについて興味が湧くキッカケがないから」だと思います。
日本でNFTが流行るには?
では日本でNFTが流行るにはどうしたらいいのでしょう?
それはまず、「多くのきっかけを作ること」だと思います。
今は日常的に、NFTに触れる、調べるといった機会はほとんどの人がないと思います。
NFTという言葉を知っている人も、「NFTって名前だけは聞いたことある」「よく分からない絵が何百万円の価値がある」という認識の人も多いと思います。このままの認識ではNFTは一生日本で流行らないでしょう。
「きっかけ」ひとつで、より多くの人がNFTに関心を持つようになると思います。
では、その「きっかけ」とはどういったことが挙げられるか。
具体的には次のようなことが挙げられます。
①NFT特有の希少性を活かす
例えば「Mr.Children○周年記念プレミアムライブチケットS席が先着100枚NFTチケットとして発売!」というニュースが流れたらどうでしょうか。
「NFTチケットって何?どうやって買うの?」、「限定100枚なんて、ファンとして絶対にゲットしたい!」という感情になる人もいるでしょう。そうすると、ミスチルファンの人はNFTについて調べ、NFTチケットをGETすることになるでしょう。
「限定」って言葉に弱いから、つい買っちゃうかも
NFTは発行数が決まっているから、希少性を持たせるには
ピッタリだね!
2021年には、ロックバンドUVERworldのボーカルTAKUYA∞さんによる独自のデジタルNFTフォトアート「Another World」がOpenSeaに出品され、当時のレートで60万円(3ETH)で落札されました。
このように、国内有名アーティストや、インフルエンサーなどがNFTと関わることで少なからずファンの人はNFTという存在を知り、「NFTってなんだろう?」と興味を持つようになります。
NFTについて詳しく知りたい方はこちらに詳しく書いています。
②NFTとゲームの融合
NFTとゲーム相性は抜群です。
なぜなら、多くのゲームにはレアリティと呼ばれる、ゲーム内で希少性のある武器や防具などのアイテムが存在します。
既にNFTとゲームが融合したPlay to Earn(プレイトゥーアーン、以下P2E)と呼ばれる「ゲームをしながらお金を稼ぐ」というゲームが存在しています。有名なゲームですとAxieinfinityやTheSandboxなどが挙げられます。
P2Eはゲームをプレイして獲得したアイテムなどを、仮想通貨として獲得し現実のお金に交換できるというもの。
レアリティが高いアイテムは数万〜数百万円などで取引されることもあります。
好きなゲームをしながらお金が貰えるんだ?
それがPlay to Earnだよ。
「アイテムに価値を持たせる」ことがNFTによって可能になったんだね!
更に、ブロックチェーン技術を利用したNFTゲームでは「ゲーム間でアイテムやキャラクターを共有できるようにする」という動きも行われています。
自分の好きなキャラクターを別のゲームに移動し、別のゲームでそのキャラクターを使えるといったことがNFTゲームでは可能になります。
例えば、ファイナルファンタジーというゲームで「ラストエリクサー」というアイテムがあります。
ラストエリクサーはゲーム内で滅多に手に入らないアイテムとして有名ですが、入手が容易でないためゲームクリアまで使わないで取っておいてしまうという人も多く現れました。
ラストエリクサー症候群!
もし、ファイナルファンタジーのNFTゲームが出てラストエリクサーが10万円で売れるとしたら?
ラストエリクサーを、別のNFTゲームに持っていけるとしたら?
今までのゲームとまた違った楽しみが広がっていそうですよね。
人気ゲームのNFT参入があれば、NFTの知名度は一気に飛躍するでしょう。
今後注目のNFTゲームについてはこちらで紹介しています。
今後の日本のNFTに期待すること
今後の日本のNFT界は、大きな飛躍が必要な重要な時期に突入するでしょう。
NFT元年と言われた2021年の翌年の2022年現在。「NFTが熱い!」、「NFTが日本を盛り上げる!」とどれくらいの人が思うかによって、今後数年の日本の未来は大きく変わることになるでしょう。
僕自身も、日本のアニメ、ゲーム、漫画などのポップカルチャーとNFTをはじめとする「Web3.0」が日本を盛り上げる大きな鍵となっていると確信しています。
まずは、アニメやゲーム好きのあなたが、NFTに興味を持つか持たないか。
それによって、日本でNFTが流行るかどうかを決めることになるかもしれませんね。
一緒に日本のNFTを盛り上げていきましょう。
ではまた。
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